メモ:求人倍率の偏り

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〇気になるデータ。都道府県別の有効求人倍率を見ると、4月には愛知県の倍率が2.01ととうとう2倍を超えている。なおかつ、沖縄県0.43、青森県0.46、高知県0.49など、0.5を割っている県が今だに存在する。同じ国の中に、「求職者1人に対して求人2人」という県と、「求職者2人に対して求人1人」という県が同居している。どうしたら、こんな馬鹿な現象が起きるのか。しかもこの状況、2年くらい前からほとんど変わっていない。なぜ労働移動が起きないのか。こんな中で外国人労働力導入の議論が始まるというのは、やっぱり妙なんじゃないだろうか。

厚生労働省:一般職業紹介状況(平成19年4月分)について:第6表 都道府県・地域別有効求人倍率(季節調整値)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)
昨今の学生はWebで気になる会社を見つけてエントリーシートに書き込むことから就職活動を始める場合が多いけど,気になる会社の見つけ方はマチマチ.業務内容とか雰囲気とか,会社の品定めをするうえで気になる情報はそれほど豊かには流通してない.

自営業者数の増減とか女性の有業率とか,どうなんだろう.