うそとまこと

例えばクラブに行って,モテて,いい気分で帰ってくる.客なら誰でもいつもよりモテる.客は,そういうことを承知で,でもひょっとしたら俺だけかもムフフと内心思ったりして余韻を反芻したりしておしまい.ところが中にはたまに,本当に俺だけが特別モテているのだと勘違いして日参したりして身を持ち崩すお人よしが居て,そういう人物は,サービス(虚構)と現実の区別がつかない愚か者の烙印を押されておしまい.あ,たまにおしまいにならずに,どろりとする.リアルな玄人が提供する良質のサービスにおいて虚構と現実の見分けが難しいこと,家庭用ゲームの比ではない.オトナがコドモに発する警告の総量は難易度に比例させても良い気がするが,どうだろう.