撮像素子

カメラの撮像素子はシリコンでできている.
シリコンといえばガラスの原材料.
シャッターがが閉じてる間はカメラの中は真っ暗.
シャッターを開くと撮像面上にレンズが像を結ぶ.
像が明るい位置には光が沢山あたる.
像が暗い位置にはあまり光があたっていない.
シリコンに光があたると,電子が飛び出す.
飛び出す電子はマイナス.
飛び出たあとは正孔と呼ばれてプラス.
そのまま放っておくと,マイナスとプラスで引きあって,元の鞘に戻る.

ところが,撮像素子はドーピングによって
片面には電子が多くあって
他方の面には正孔が多くあるように調整されている.
片面がマイナスで片面がプラスになっている.
だから,光があたって出来上がった電子と正孔は元の鞘に戻らずに
プラスとマイナスの面へとそれぞれ引っ張られる.

沢山光のあたる明るい位置には,電子が沢山たまる.
光のあまりあたらなかった位置には,電子はあまりたまらない.
これで,像の明暗が,電子の粗密に変換された.
あとは各位置の電子の量を外側に読み出せば良い.
CCDは電子のバケツリレーをする.